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香港のデモはなぜ起きた?逃亡犯条例や悲しい歴史などを解説!

香港のデモが長期化している!

最近、テレビでよく香港デモについて報道していますよね。

警察隊が市民に向けて催涙スプレーを発射している様子やデモ隊が火炎瓶を投げつけている様子など、目を疑うような映像が流れてきます。

また、SNSではデモ隊がリアルタイムでの画像を公開し、香港情勢の悪さが全世界に向けて発信されています。

元をたどると、香港政府が逃亡犯条例法案を議会に提出したことに対して反発した香港市民が暴徒化したことから始まります。

なぜ香港のデモがここまで拡大したかというと、逃亡犯条例や香港の悲しい歴史が複雑に影響しているのです。

そこで今回は、香港デモについてわかりやすく解説します。

 

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香港の成り立ち

まずは香港の基本的な情報ですが、香港は中華人民共和国のなかでも特別行政区と言われるちょっと特殊な立ち位置です。

1842年から150年以上、イギリスの植民地としてイギリスの支配を受けており、中国に返還されたのは1997年なのです。

意外と最近までイギリスの植民地となっていたんですね。

イギリスから返還された後は中国となりましたが、特別行政区として、香港内の独立した行政が許されていたのです。

これがいわゆる「一国二制度」です。

共産主義国家である中国にいながら、民主主義に近い形で政治が行われていたのは一国二制度のおかげなのです。

 

ちなみに香港の経済は、規制が少なく低税率な「自由経済」が特徴です。

イギリスに支配されていたこともあって貿易も盛ん、そして英語が話せる人も多いので英語圏の企業がこぞって香港に支社を作っています。

 

デモはなぜ起きた?

中国と比べると経済も高水準で一定の自由が認められている香港ですが、なぜデモは起きてしまったのでしょうか。

このきっかけが逃亡犯条例なのです。

逃亡犯条例とは、香港人が中国で犯罪を犯した際に、中国警察に捕まる前に香港に逃亡した場合に、中国警察に引き渡せるようにする条例のことです。

香港では、アメリカなど20か国と犯罪人引渡条例を定めていましたが、中国との間では条例を制定していなかったため、香港政府が法案提出を行ったのです。

 

本来であれば制定すべき条例のように感じますが、なぜ香港市民からの反発が起こったのでしょうか。

それは中国当局が香港に介入する恐れがあるためです。

中国ではネットが規制されていることは有名な話ですが、中国当局は国民を常に監視しているのです。

中国に批判的な言動をしていないか、中国政府を揺るがす思想の持ち主はいないか、デモを企てていないか、など監視項目を挙げればきりがありません。

今までこの監視は香港市民にはありませんでしたが、逃亡犯条例を定めることによって一国二制度が崩壊し、中国当局が香港になだれ込む可能性を懸念しているのです。

 

本来であればこのような懸念はあってはならないことです。

しかし、中国政府は逃亡犯条例をきっかけに香港に介入してくる可能性が高いために一部市民が反発し、デモに発展しました。

ちなみにこの条例を制定しようとした現在の香港トップであるキャリー・ラム行政長官は中国に近い人物で、中国当局が香港に介入する可能性もわかったうえで法案を提出しています。

 

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デモ隊の要求

デモ隊の要求は5つあります。

①逃亡犯条例の完全撤廃

②デモ隊に対する「暴徒」認定の取り消し

③香港警察の暴力に対する調査委員会の設置

④デモ参加者の釈放

普通選挙の実現

この要求に対して、キャリー行政長官をはじめとする香港政府は暴力で対抗しています。

香港警察による実弾の発射や無抵抗者に対する催涙弾の発射など、通常であれば信じられないような暴力が香港で行われています。

19日には香港警察内の人事異動を発表し、強硬派として有名な鄧氏がトップとなり、さらに香港警察の制圧が厳しくなることは明らかです。

 

なお、香港政府は2019年9月4日、逃亡犯条例について正式に撤回することを発表しました。

しかし残りの4つの要求が通っていないこと、そして逃亡犯条例の撤回が遅すぎたことから、デモはますます過激化してます。

 

今後の香港デモはどうなるの?

 2019年11月20日時点において、香港のデモは収集がつかない状況となっています。

香港理工大学でデモ隊が数日間キャンパスを占拠し、バリケードの設置を行っています。

香港警察はキャンパスを制圧しようとして衝突。火炎瓶の投げ込みや催涙スプレーなどでキャンパス内は騒然となりました。

しかし、理工大学学長が声明を出し、キャンパス内は政治的な紛争の場ではないことを発表し、デモ隊は撤退を表明。

しかし、理工大学を包囲している警察は、出てきた若者を次々を拘束しているとのことです。

前進も地獄、後退も地獄となるデモ参加者がさらに暴徒化する可能性は高いと思われます。

 

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まとめ

収束する気配を見せない香港のデモ。

世界中が香港情勢に注目をしている中、日本も無関心ではいられません。

香港デモにかかわった日本人2名が逮捕されたり、香港経済の悪化によって日本への影響も少なからずあります。

混沌を極める香港に対して、日本から少しでもエールを送りましょう。

 

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